土を買うのではなく、育てるという発想

造園や農業の現場では、植栽や畑づくりのために土を購入することが一般的です。

しかし私たちは最近、「土を買う」というだけではなく、「土を育てる」という視点を大切にしています。

きっかけの一つは、地域で発生するさまざまな有機資源でした。

 

例えば、おから。

食品をつくる過程で毎日のように発生するおからは、多くの場合、処分の対象となります。

しかし見方を変えれば、それは土を育てるための貴重な資源でもあります。

また、造園の現場では剪定枝や落葉などが発生します。これらも廃棄物として扱われます。

 

私たちは、こうした地域の資源を活かしながら土づくりができないか、試験的な取り組みを続けています。

土が育てば、その土は桑園にも活用できます。

 

植物を育てるために必要な栄養分や微生物の環境が整えば、植物はより健やかに成長し、

その先の品質にもつながっていきます。

 

土づくりはすぐに結果が見えるものではありません。

それでも、処分されるはずだった資源が土となり、その土が植物を育て、再び地域へ価値を生み出す。

そんな循環を少しずつ形にしていきたいと考えています。

土は買うもの。

そう考えるのが当たり前かもしれません。

けれど私たちは、地域の資源を活かしながら、未来の土を育てていくことにも挑戦しています。